少食や偏食のお子様をお持ちの方は多いと思います。
幼稚園に入園してからのお弁当や給食が苦痛でたまらない。
それが嫌で登園を拒んでしまう事もあるでしょう。
実を言うと、私の年少の娘も超偏食でしかも小食でした。
あの手この手で色んなセリアなどの100均で買えるグッズやアイテムを駆使し、少食や食べ残しを克服しましたよ。
同じようなお悩みを持つママの為に、幼稚園でのお弁当の時間が楽しくなるアイデアや、小食克服の方法をご紹介します。
幼稚園でお弁当を苦痛に感じる理由
早起きをして、子供の為に一生懸命に作るお弁当。
美味しく食べて欲しいと、あれこれ悩みながら、子供の好きなキャラ弁や手の凝ったおかずを用意する方もいらっしゃると思います。
しかし、子供にしてみれば実は食べづらい物であったり、ある程度決められた時間の中で完食しなければいけなかったりと、プレッシャーを感じているかもしれません。
私の娘も、時間内に食べきれなかった事、好きではない食材が入っていたこと。
いつもと違う凝ったおかずに、何が入っているか不安で食べられなかった事などを話してくれました。
娘の幼稚園では週に2回お弁当の日があります。
しかし、あまりに登園拒否が続いた為、先生方の提案で【慣れるまでは毎日お弁当】にしましょうと言われました。
娘の通う幼稚園は、食育を大切に考えている幼稚園なのです。
園内に畑があり、種を蒔いたり苗を植えたりしながら、収穫や調理を通して食の喜びを育む提案をしています。
「焦らなくても大丈夫。いつかきっと、もりもり食べられるようになりますよ!」
と励ましていただき、幼稚園は楽しいところだ!という印象だけを与える為に、毎日お弁当という方法で落ち着いたのです。
しかし、お弁当にしたからと言ってすぐに慣れたかというとそうではありません。
もちろん紆余曲折あり、【毎日同じメニューのお弁当】になってからは、食べ残しもなく幼稚園にも楽しく通えるようになりました。
冷めると美味しくないもの、噛み切りづらいもの、馴染みのないおかず、飾りのお野菜など。
彩りを考えるとついつい足してしまいがちなグリーンは排除して、絶対に食べられるものだけを詰め込んだお弁当にしています。
食べ終わった子から園庭で遊べる、時間内に食べ切れない時はごちそう様など、園によって決まりがあると思います。
他の子が食べ終わって園庭へ行ってしまうのが寂しかったり、時間内に食べ切れなかったという失敗体験を経験したり。
お弁当が苦手になる理由も様々です。
まずは、お弁当の時間の何が嫌で、どんなメニューなら食べられそうかお子様に聞いてみて下さい。
思わぬ理由からお弁当が苦手になってしまった、なんて事もあるかもしれません。
おにぎりの海苔が噛み切れず、喉につまって吐いてしまってから、お弁当が食べられなくなった・・・という理由も多いそうです。
まずは、【好きなものだけを】【食べ切れる量で】【食べやすい形にして】入れてあげるのが良いでしょう。
幼稚園のお弁当で少食を克服しよう
偏食に加え小食なお子様は、まず絶対に食べ切れる量のお弁当にする事を心がけましょう。
こんな少しで足りるかしら?午後からお腹が減ってしまうんじゃないか・・・など、不安になるのがママの愛情ですよね。
しかし、子供にとっては【お弁当を食べきれた】という成功体験が大事だったりします。
空っぽのお弁当箱を嬉しそうに見せてくれると、本当に嬉しくて涙がでそうになりますよ。
そして、運動量も増え体も大きくなってくると、自然にお腹に入る量も増えていきます。
焦らずにゆっくりと、少しずつバレないように!量を増やしていくのがコツです。
参考までに、我が家のお弁当メニューをご紹介します。
【ポークビッツなどの小さめのソーセージ3本】
【冷凍食品のエビフライ1本】
【冷凍食品の一口コロッケ1個】
【ゆで卵の白身だけ半分】
【麺類日替わりで、ナポリタン・やきそば・やきうどん①玉の三分の一】
ね、酷いでしょう?
デザートに小さいゼリーとベビーチーズを入れています。
これなら絶対食べる!と本人が言うメニューだけを厳選し、また毎日作る自分の時短と気力を考慮した結果のお弁当です。
ソーセージはツルツル滑って掴みづらいので、可愛いピックに刺します。
エビフライは、尾っぽなしのものがイオン系のスーパーにあるので便利です。
飲み込んで喉に詰まる事を防げます。
一口コロッケは、キッチンハサミで半分に切って入れます。
麺類は、Mサイズのおかずカップに入るぐらいの量です。
エビフライにケチャップをかけて、飾りなし!野菜なし!の偏食弁当の出来上がり。
最初は、この量でさえ食べ切れなかった娘が、今では空っぽのお弁当箱をいそいそとリュックから出して「ママ!全部食べられたよ!」と嬉しそうに見せてくれます。
今では、麺類は一玉の半分、ゆで卵の白身は一個分入れても、なんとか食べ切ってくれるようになりました。
ゆで卵の黄身は、一度お弁当に入れた時に喉につかえて苦しかったそうです。
それ以来、黄身は入れないで~と言われるようになってしまいました。
こうして、少しずつ量を増やしていき、幼稚園での食育や晩御飯のお手伝いでお野菜に親しみが持てるようになります。
自分から「人参を食べてみる」「キャベツって美味しい」などと言ってくれるようになりました。
年長さんになる頃には、給食も食べられるようになると良いな・・・
そんな気持ちで余裕を持って様子を見て下さい、と幼稚園の先生から言っていただきました。
とても安心しましたし、心強かったのを覚えています。
まずは食べる事、お弁当って楽しい!という事を経験してもらいましょう。
小学校に上がれば、毎日給食です。
幼稚園のうちに、多少の偏食は克服しておかないと・・・と心配ですよね。
私もそうです。
しかし、嫌いな物でも食べられるようになるか、ならないかの大事な機関だとも思います。
食べられなくても叱らない、食べられたら思いっきり褒める!
それを繰り返して、徐々に量や種類を増やす事をおすすめします。
幼稚園でお弁当を残さず食べるアイデアをご紹介
まず大事なのは、普段お子様が食べられる量をしっかり把握しておく事です。
まだまだ食べむらもある年齢と思いますが、お腹が減った状態で、好きなものだけならばどのぐらい食べられるか。
それよりも2割ほど少ない量で、お弁当を作ってみましょう。
ご自宅と幼稚園では環境も違うため、緊張感からか噛む回数も増えます。
その為、満腹になるのが速いのですね。
ご飯ものを入れる時は一工夫。
掴み食べを経験させた事のあるママには馴染みがあるかと思いますが、一口サイズのおにぎりを作れるグッズがあります。
セリアの【ふりふり】
小さめのおにぎりを4個作って、ピックにお団子のように刺して入れます。
その他にも、可愛いお稲荷さんが作れるグッズもあります。
セリアの【いなりメーカー】
手で持って食べやすいものや、噛み切りやすいものを入れるのが完食への近道です。
年少さんだと、まだお箸をうまく使えない子も多いので、フォークで刺す!手づかみで食べる!そして好きな物だけ!を肝に銘じて下さい。
ソーセージも、切込みを入れるだけで噛み切りやすくなります。
海苔巻きのおにぎりも、海苔が噛み切りやすいようにするグッズがあります。
これは、100均のセリアで購入した【海苔ぱんち】です。
お弁当グッズコーナーに、沢山の商品があります。
お弁当を楽しくする為に、お子様と一緒に相談しながら購入してみるのもいいかもしれませんね!
まとめ
いかがでしたか?お子様が笑顔になれるきっかけに、少しでも参考になれば幸いです。
小食で偏食な子供にとっては、お弁当や給食の時間が苦痛になりかねません。
しかし、好きな物ばかり食べるという事は栄養面だけではなく、【嫌なことでも頑張ってみる】【最後までやり遂げる】事にも繋がっていくのではないかと思います。
小さな事ですが、冷めたお弁当を子供の気持ちになって食べてみた時、どう工夫すれば食べやすくなるのか、ヒントが得られる事もあるかもしれません。
焦らずゆっくり!子供はしっかりと成長していきますから、ママもそれを手助けするように、暖かく向き合ってあげてくださいね。