夏になるとおやつやおつまみにきゅうりの一本漬けを味わう人は多いのではないでしょうか。
割り箸を刺してひんやりしたキュウリを、ポリポリと食べるのはたまりませんね。
近頃は夏祭りなどのイベントで、屋台で出されることも多く、作る方も食べる方も人気の食べ物です。
そのきゅうりの一本漬けを屋台で売るときの必要なもの、レシピ、業務用で使えるものなどをわかりやすくご紹介します。
きゅうりの一本漬けを屋台で売るときに必要なもの

きゅうりの一本漬け
きゅうりを屋台で売る時に必要なものは、食中毒対策です。
屋台などで食べ物を売る時は、各地域の食品衛生法により保健所の許可が必要で、加工や調理、温度管理をしっかりしないといけません。
しかし、きゅうりの一本漬けのように、煮たり焼いたりせず加工や調理が簡単なものは、保健所の許可が必要ありませんでした(現在は各地域の保健所によっては許可がでないこともあります)。
そのため、塩分の濃度が低いきゅうりの浅漬けは、食材の消毒や温度管理などをしっかりしないままだと菌が繁殖しやすくなります。
過去の夏祭りなどでは食中毒が発生し死亡した方もいるほどです。
きゅうりの一本漬けを屋台で売る時は、次のことに注意しましょう。
・きゅうりを次亜塩素酸ナトリウム溶液などで殺菌する。
・保管・漬け込みの際は、10℃以下の低温で管理する。
・調理するときは、アルコール消毒した手袋や道具を使用する。
また屋台にきゅうりを並べる時は、ザルや氷の上に並べることは避けましょう。
氷に触れている箇所はよいですが、触れていない箇所は10℃以下にはなりません。
並べる場合は、きゅうり全体が沈む程度の深さの入れ物に、大きめの氷を入れた氷水と一緒にきゅうりを並べます。
そして並べるのは数本にして、残りはクーラーボックスなどに氷と共に保管しておき、売れたものと交換するようにしましょう。
きゅうりの一本漬けの漬ける時間とレシピ
簡単にできる一本漬けのレシピです。
材料:きゅうり4本・浅漬けの素2本(かつお風味やこんぶ風味で、お好みのもの)
作りかた:①きゅうりを流水で洗う②容器にきゅうりを並べ、浅漬けの素を振りかける③漬ける時間は冷蔵庫で1日④きゅうりに割り箸を刺します。
こちらが美味しい浅漬けの素で、簡単に間違いない美味しさですのでおすすめですよ!
屋台で出す時は、きゅうりの本数に合わせて、浅漬けの素の量を変えてください。
また屋台をだす当日までには、一本漬けの作り置きを終わらしておきます。
きゅうりの一本漬けは業務用で使えるもの
きゅうりの一本漬けは、自分で作ると安い価格でできます。
しかし、作るのが面倒だとか味に自信がないという方は、業務用で販売されているきゅうりの1本漬けを使う方法があります。
業務用は、既に1本漬けとして漬かっている大量のきゅうりを用意でき、袋を開けるとすぐに食べることができるというのが便利ですね。
また袋に入っているので、保管も便利です。
ただし、業務用は80本入がありますが、オンラインショップでなどで購入すると、1本当たりの単価は自作よりは結構高くなります。
例えば、冷やしくきゅうりの一本漬け・浅漬け・80本入・価格7,040円~7,600円。
1本当たり95円前後・送料2,000円~2,500円なので、最終的に1本当たり125円程度になります。

これが、自作できゅうりの一本漬けなら、きゅうり1本当たり48円(2019年平均)、と浅漬けの素代金が必要です。
自作する一本漬けきゅうりと業務用のものとくらべると、オンラインショップの半額程度の値段です。
便利さ、管理のしやすさを優先するか、単価の高い低いで選ぶか迷うところですね。
まとめ
屋台できゅうりの一本漬けを売る場合には、衛生面や温度管理をしっかり行わないといけません。
ちょっとした油断が食中毒になる恐れがあるので、衛生面などに自信がない方は、販売を控えた方がよいですよ。