粉薬の飲ませ方で高齢者がむせずに薬を飲む方法と苦い薬の対処法

健康・ヘルスケア

ほとんどの人が、1度は内服薬にお世話になったことがありますよね。

若いときは、風邪を引いて病院に行った時に一時的に飲むような場合がほとんどですが、高齢になってくると、身体になんらかの疾患が現れやすくなります。

それに伴ってずっと飲み続ける必要のある内服薬が増えて行く方が多いという現状ではないですか?

高齢になるにつれて薬を飲み込むのが大変になっていくのに、それに反して薬は増えていきますよね。

ご本人はもちろんそのご家族も、大変な思いをされている方が多いと思います。

高齢者が薬を飲む場合の注意点、高齢者が粉薬や苦い薬をむせないように飲む方法について紹介します。

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粉薬の飲ませ方~高齢者編~


基本的な粉薬の飲ませ方を紹介します。

①横になっていることが多い方の場合、内服するときは上体を起こします。

②薬を飲む前に水や白湯を飲ませます。

③先に少量の水、又は白湯を口腔内に含ませてから、粉薬を口の中にいれるようにします。

 もしも、薬の量が多い場合は何度かに分けて飲ませるようにしましょう。

④薬を飲み込む際は、上を向かせるのではなく、正面を向くか少し顎を引いた体勢で飲み込むようにします。

⑤しっかり飲み込んだかどうか、むせこんでいないか確認しましょう。

高齢者への薬の飲ませ方の注意点


上記で紹介した飲ませ方に合わせて注意点を解説していきます。

高齢者の薬の飲ませ方で最も注意したいのが誤嚥です。

飲んだものが気管に入り込んでしまうことを誤嚥といいます。

高齢者は嚥下機能が低下しており、誤嚥を起こしやすい状態にあります。

誤嚥が起こるとむせこんだり、ひどい場合は誤嚥性肺炎になり、命の危険にもつながりかねません。

誤嚥を回避するための方法が①・③・④・⑤番です。

①寝た状態のまま飲ませるのと誤嚥のリスクが高まります。

必ず上半身を起こした状態で飲ませましょう!

③先に粉薬のみを入れてしまうと、口腔内に粉が広がってむせやすくなってしまいます。

先に少量の水・白湯を口腔内に含んでおきましょう。

薬の量が多いのに、すべて口に入れてしまうのもむせる原因になりますので、何回かに分けて飲ませましょう。

④気管と食道の構造上、上を向いて飲み込むと誤嚥がおきやすくなります。

まっすぐに前を向くか、出来れば顎を少し引いておけば気管の方に行きにくくなりますのでその体勢で飲めるように促しましょう。

⑤しっかり飲めているか、最後まで確認を確実にしましょう。

※飲み込みにくい、すぐにむせてしまうような場合・・・市販の内服ゼリーを使用したり、とろみをつけたりした水で包んで飲ませて下さい。必ずこれらの対策をしてくださいね。

②について→高齢者は唾液の分泌が減っていくので、口腔内が乾燥してしまい、余計に薬を飲みにくかったり、まずく感じてしまったりしやすいです。内服前に水や白湯で口腔内を潤わせるか、多めの水で内服をしましょう。

これは、苦い薬の飲ませ方でも生かしてみて下さいね。


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苦い薬の飲ませ方で高齢者におすすめなのは?


苦いという理由で内服を拒否するような場合は、以下の方法をとりましょう。

服薬のすすめかたを工夫する

→主治医の名前をだして薬の効果を説明する。

偽薬を用意したりして「私ものんだけど調子がよくなったから、一緒にのもうよ」等の声かけをして一緒に飲むような工夫をしてみましょう。

主に介護している人以外が上手にすすめてみる

→普段と違う人が上手に本人の気持ちを受け止めながらすすめると飲んでくれる場合もあります。

そのため、身内の人、ケアマネージャー、介護スタッフ等、周囲の方に頼ってみましょう。

主治医に相談し、薬の味を変える、飲みやすい形態のものに変更してもらう

→散剤では苦い薬も、糖衣錠やカプセルにすれば苦みを感じにくくなります。

主治医に相談すれば、なんらかの対策をしてくれますので、相談してみてください。

食べ物に混ぜる

→食べ物に混ぜると今度は食事も拒否してしまう恐れがあります。

ですので主治医に本当に必要な薬のみに絞ってもらいましょう。

どうしても飲ませなければならない薬がある場合のみにして、できる限り最終手段にしてください。

服薬用のゼリーやとろみ、オブラート等を使用する

→これらは誤嚥を防ぐことも出来ますが、同時に苦みを包み込んでくれる作用もありますので使用してみてください。

まとめ

高齢者の加齢に伴う身体の変化は、様々な病気の原因や精神面の不安定さに直結していきます。

内服1つでも、その身体的変化や、それに伴う注意点を理解しながら、

気持ちを寄り添わせて関わっていく必要があるのです。

様々な方法を紹介しましたが、不安な場合はなによりまず薬を処方した主治医や調剤してくれる薬剤師に相談してみてください。

薬についての専門家ですし、様々なケースを解決してきているので、きっと助けになってくれますよ。

1人で抱え込まずに周囲の人に上手に頼ってくださいね。

薬を上手に飲ませるだけでなく、高齢者の生活全般の介護はとても大変な事ですが、上手に行い、大事な家族との時間を少しでもいい思い出にしていきましょう。

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