旅行中、目的地に着いてからはもちろんですが、そこへ行くまでの移動も楽しみの1つですね。
でも、もし移動中に乗り物酔いをしてしまったら…
旅行の最初から苦しい思いをするのはなんとしても避けたいところです。
そんなときに頼れる強い味方が酔い止め薬ですよね!
私も長距離の旅行の際はいつもお世話になっています。
飛行機に乗る際でも、いつも使用している乗り物の酔い止めで効果があります。
飛行機の酔い止め薬の効果や飲むタイミング、副作用について紹介します。
飛行機でも酔い止めは効くのか
乗り物酔いの中でも、飛行機に乗っている時に酔うことを「空酔い」と呼びます。
そもそもなぜ乗り物によってしまうのでしょうか?
人間は耳の奥の耳石器(平衡感覚と聴覚を司る場所)と三半規管(回転や加速運動を感知する場所)によって身体の位置や揺れを判断しています。
自分の意志ではない不規則な加速・減速や上下の揺れが起きたとき、耳から捉えた情報と目から入る視覚の情報に差が生じてしまいます。
それを脳が処理しきれなくなると、自律神経の働きが乱れ酔いの症状が現れてしまうのです。
どんな乗り物でも酔いの症状が現れる仕組みは基本的に同じなので、飛行機の酔い止めも他の乗り物と同じもので対応できます。
酔い止めを飲むタイミングは、搭乗の1時間前~30分前に飲んでおくとちょうど搭乗中に効果が現れますよ。
不安がある等の精神的要素が酔いを悪化させてしまうこともあります。
「酔い止めを飲んだから大丈夫」という気持ちの余裕も空酔い対策に効果的でしょう。
飛行機の酔い止めの薬を選ぶには
酔い止め薬の選び方のポイントを紹介します。
1:成分
酔い止め薬は製品によって成分に違いがあり、カフェインが入っていて眠気を誘発しにくいようなものもあります。
自分の乗り物酔いの症状や旅行の日程に合わせて成分を選びましょう。
2:服用方法
錠剤は飲むのが苦手という方もいますよね。
錠剤タイプだけでなく、液体タイプやドロップタイプの酔い止めもあります。
無理なく飲めるものを選びましょう。
酔い止めを飛行機で飲むと眠気がする?
酔い止めには、吐き気・嘔吐・めまい等の症状を予防、軽減するために鎮痛作用のある成分が使用されています。
この成分が中枢神経を抑制するために、副作用として喉が渇いたり眠くなったりしてしまうのです。
その眠気を軽減することを期待して、カフェイン等が配合された製剤もありますので、そういった眠くなりにくい酔い止めを選びましょう。
それでも、100%眠気を防げる保証はありません。
空港の行き帰りを車の運転をする場合は、酔い止めを飲んでいない人に頼むか、運転するのは薬の効果の持続時間を過ぎてからにするのが確実です。
自動車運転の予定がある旨を購入時に、店頭にいる薬剤師さんに相談してみるという方法もいいですね。
まとめ
飛行機の酔い止めについて紹介しました。
酔わない為には気持ちもとても大切です。
「酔わない、大丈夫」と思っておくことも忘れないでくださいね。
酔い止めは用法用量をしっかり守り、副作用にも十分注意しましょう!
うまく酔い止めを使用して、旅行を楽しんできてくださいね(^^)