強烈な雨が降ることを、スコールとか、豪雨とか、最近ではゲリラ豪雨と言うことが多いですよね。
または突然大雨が降ることをスコールと言い、大雨が長く続くことを豪雨という事もあります。
でも、実はスコールと豪雨には、意味の違いがあるのです。
それぞれの意味の違いとスコール、豪雨、災害は、英語でどのように言うのか説明します。
スコールと豪雨の違いは?
スコールとは、
突然降る大雨というイメージがあるかもしれませんが、実は雨ではなく急激な風速の増加現象のことを言います。
世界気象機関による定義は、毎秒8m以上の風速増加を伴い、最大風速が11m/秒以上で、1分以上継続するものです。
ただし、この現象には強烈な降雨を伴うことが非常に多いので、スコール=大雨、豪雨と思う人がほとんどだと思います。
豪雨とは、
時間的にまとまって強烈な雨が降り、災害をもたらしたもので、豪雨、集中豪雨と呼ばれています。
豪雨は単に大量の雨が降る大雨とは違い、予報では使わず過去の災害に対してのみ使います。
気象庁による集中豪雨は、数時間にわたって雨が強く降り、100mm~数百mmの雨量の雨や、局地的大雨が連続するものです。
このように、スコールは急速な風速の増加、豪雨は過去の災害で起こった強烈な雨という違いがあります。
簡単に言うと風と雨の違いですね。
スコールや豪雨は英語で何という?
スコール
squall・・・突風、風速の急増現象のことで、スコールの本来の意味です。
sudden shower・・・突然の雨、急激な雨のことを言いますが、スコールが急な大雨と思っている人が多いので、スコールの意味でも使われています。
豪雨
torrential downpour・・・急流のような土砂降り。
torrential rain・・・急流のような雨、豪雨。
heavy rain・・・大雨、豪雨、強雨、ひどい雨、はげしく降る雨。
soaking downpour・・・ずぶぬれになるほどの土砂降り、豪雨。
storm rainfall・・・豪雨、出水時降雨。
豪雨や災害を英語で何という?
豪雨災害を英語でいうと
heavy rainfall disaster・・・豪雨による災害、豪雨による大きな災害。
storm disaster・・・嵐による災害。
災害
disaster・・・災害、大惨事、大きな災害、失敗、破滅的な結果となる行為。
Accident・・・災害、災難、偶然または不慮の出来事。思いがけぬ出来事、事故。
calamity・・・大災害、惨事、大きな不幸、大損害や不幸をもたらす出来事。
Hazard・・・危険、危険要因、危険要素のほか、危険個所や災害箇所を地図で示す場合、ハザードマップと言うことがあります。
まとめ
スコールと豪雨が同じような意味と思っていた人は、本当の意味を知り、違いがあるということがわかったと思います。
また、スコールや豪雨を英語で言うときも、状況によって使い方が色々あるのを知っておきましょうね。