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小説の書き方で初心者が知っておくべき基本やルールを紹介!

趣味・教育

文章を書くということは、難しいですが楽しさもありますよね。

頭の中で構築したストーリーを、文字に起こして本格的な小説を書こうと思った時、ただ文章を書くだけでは「小説」とはいえない作品に仕上がってしまうこともあります。

小説にはいくつかの書式等のルールがあります。

ここでは初心者が抑えておきたい基本的なところに焦点を当てて解説します。

これから小説を書こうと思っている方はぜひ参考にしてみて下さいね。

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小説の書き方を初心者向けに解説


小説を書く時、まずは何から取り掛かればいいか分からない人も多いのではないでしょうか。

小説を書く時に踏まえておきたいことや書く順序について紹介していきます。

まずは、小説のおおまかな内容を考えましょう。

どのような設定で、どういう風に進めていくのかを決めてから、「あらすじ」を書きます。

次に、「起承転結」です。

何も決めずに思いつくままに書いてしまうと、後から矛盾が出てしまうことになりかねません。

そのため、起承転結それぞれの大体の内容を考えておきましょう。

そして、プロットを練ります。

細かい内容やアイデアをどんどん書いていきましょう。

この時、ノートに箇条書きで書いても勿論いいのですが、付箋に一つずつアイデアを書いていくのがおすすめです。

書き出したアイデアをどの順番で文章に起こすのかを決める時。

付箋に書いておけば貼ったり剥がしたりを繰り返すことができますし、間に追加することもできます。

また、書き終えたアイデアを剥がしていくことで、残りのアイデアがどのくらいあるのかが一目で分かります。

内容やアイデアを考えたら、次は文字に起こす作業です。

起承転結の内容に沿ってとにかく書いていきましょう。

書き終えた文章はしっかり推敲して、必要に応じて加筆していきます。

声に出して読むと、より分かりやすくなります。

このように、きちんと小説を書くならば、ノープランでいきなり書くのではなく、しっかり考えをまとめてから書くようにしましょう。

小説の書き方で基本の文章作法は大事


次に、小説を書く上での基本的な作法について紹介していきます。

もちろん、独自の個性や作品の特徴を出すために敢えて作法にこだわらない作品もありますが、まずは基本を抑えることが大事です。

作法を守った文章はやはり読みやすいですので、基本的な作法を理解した上で、作品に取り掛かるようにしましょう。

いくつか箇条書きで説明していきます。

段落の頭は一文字分空白をあける

地の文を書く時、文章をいくつも連ねて書いてしまうと読みづらいことがあります。

例えば意味のまとまりで段落を分け、段落の頭を一文字分あけることで、読み手に分かりやすい文章になるのです。

段落は効果的に使いましょう。

…や-は二文字を一セットで使う

小説などを読んでいると「……」や「――」などがよく出てきます。

これはそれぞれ、「…(三点リーダー)」、「―(ダッシュ)」といい、二度繰り返して使うのが一般的です。

文章に余韻を持たせたい時や後に続くこと、ものを想像して欲しい時など様々な使い方ができる便利な文字です。

「」は会話文

小説では基本的に、会話の部分は「」(カギ括弧)で表します。

時には『』で表すものもありますが、地の文と会話文を分かりやすくするための大切な記号です。

心理描写、心の声は地の文で

心の声は()で括って会話文のようにすれば簡単ですが、基本的には地の文で表現していきます。

その際は段落を分けたり心の声の前後を一行ずつあけたりすると、より分かりやすくなります。

算用数字ではなく漢数字を

今皆様にご覧いただいているこの文章は横書きですが、小説は通常縦書きで書きますよね。

数字が一桁ならばまだいいのですが、二桁以上になると、縦書きでは非常に読みにくいです。

縦書きの場合は漢数字で統一しましょう。

主語と述語を明確に

「私は〇〇です。」など、主語と述語を明確にしないと分かりにくい文章になってしまいます。

主語と述語は分かりやすく書きましょう。

句読点の位置

文章を書いたら、一度声に出して読んでみてください。

続けることで意味が変わってくるところや、息継ぎが必要なところに「、」を打つと読みやすくなります。

他にも、様々な作法はありますが、まずは基本的な文章の書き方を抑えておきましょう。


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小説の書き方のルールを文例で紹介


ここからは、小説の書き方を例文も交えて説明していきます。

例文は簡単な文章ですが、それらを組み合わせることで様々な文章になりますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

描写力の鍛錬を

小説は、描写があってこそというところがあります。

一つの物体のことを書く時に、その物体を端的に説明するのと、具体的に書くのとではその物体に対する理解度は大きく異なってきます。

例えば、

「赤いりんご」
「真っ赤で艶のある、美味しそうなりんご」

上の二つでは、下の文章の方がりんごの様子がより分かります。

物体や心情などの描写をしっかり書くことで、小説の世界へ入り込むことができるのです。

この描写力は、鍛錬次第で上達することができます。

練習として、目に入るものを手当たり次第に描写してみましょう。

想像力次第で無限の可能性が

小説の内容を全て自身の実体験で考えるのには限界があります。

ファンタジーやSFなどの実在しない世界観を作品にするには、想像力が不可欠です。

登場人物の性別や年齢、職業や舞台設定、各人物のバックグラウンドなど細かいところまで想像し決めることで内容に深みが出ます。

地の文があってこそ小説

「赤と青の二色なら、私は赤がいいと思うわ。」

「私は青の方がいいと思うけれど……。」

「どうしてそう思うの。」

「青の方が背景の色と合っているからよ。」

このように、二人の会話で話を進めることができても、会話だけを繋げるものは、ただの会話文です。

会話の中に地の文を挟むことで、細かな心情や動作も表すことができます。

では、地の文を加えて上の例文をもう一度見てみましょう。

AとBは、デザインの配色について意見を交わしていた。
「赤と青の二色なら、私は赤がいいと思うわ。」

Aはそう自信を持って主張した。
「私は青の方がいいと思うけれど……。」

それに対して、Bは反対の意見だ。こちらも堂々とした態度だ。
「どうしてそう思うの。」

納得いかない様子のAは、Bがそう思った根拠を尋ねた。
「青の方が背景の色と合っているからよ。」

地の文を使うことで、会話の内容を補足できることがあります。

ぜひ効果的に使ってみて下さいね。

人称と視点

物語を誰の視点で書くかによって、物語の進め方が異なってきます。

地の文を一人称(自分の視点)で書く場合は、心理描写がしやすいです。

「この人について行きたい。」
そう強く思った私は、声に出して主張した。

というように、会話文に自分の心理描写や行動を加えることができます。

反対に、三人称やナレーションのような形で地の文を進めていく場合は、主人公やその他の人物の心情を察するような描写をしなければなりません。

「やはり彼はすごいなあ。」
彼の勇気ある行動に感動した様子のAが呟いた。

このように、地の文が三人称の場合は第三者視点で書いていきます。

文字数

小説は、考えた内容を端的に書こうとすると、千字を書くのも難しいです。

小説としてまとめ上げるには、いくつもの小見出しを加えたり、回り道をしたり、紆余曲折を作ります。

時には「くどい」と思われるくらい回り道をする作品もありますよね。

ただ、文字数を稼ぐためには必要なことですが、そのせいで退屈と思われ、最後まで読まれないということは怖いです。

回り道しつつも、惹き込まれるような内容の文章を書かなければならないのが、難しいところです。

まとめ

小説を書く時の様々な決まり事について紹介してきましたが、いかがでしたか。

ルールはもちろん大切ですが、他にも大切なことがあります。

それは、最後まで書ききることです。

ルールや手法に囚われすぎて途中で投げ出してしまうと本末転倒です。

まずは数千字の短い作品でもいいので、きちんとまとめ上げて完結させるところから始めましょう。

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