もうすぐお中元の季節です。
お中元・お歳暮は毎回ギフトを選ぶ必要がありますし、意外に大きな出費にもなりますよね。
日頃の感謝を伝えるために必要なのはわかっていても、思い切ってなしにしたい、もうやめたいって思いませんか?
せめてお歳暮だけにしたいと感じている方も多いでしょう。
お中元・お歳暮をやめる、またはお歳暮だけにするタイミングや理由、失礼のない手紙の書き方を紹介します。
まずは、やめるのに良いタイミングを知っておきましょう。
親戚宛のお中元をやめたいときのやめるタイミング
まず、お中元とお歳暮を両方贈らなくてもマナー違反にはなりませんので安心してください。
お中元、お歳暮はどちらも「感謝を伝える」ための行事です。
お中元は半年間の感謝をあらわしますが、お歳暮は1年を締めくくる時期なので、感謝を示したご挨拶の意味合いもより強くなります。
そのため、1年間の感謝を込めるお歳暮だけでも問題ないとされています。
しかし、お中元もお歳暮も義務や義理で贈るものではありません。
感謝を伝えるためのものに負担を感じるくらいだったら、お歳暮も無理してまで贈る必要はないでしょう。
お中元、お歳暮をやめるのにいいタイミングを紹介します。
子供の成長に合わせて
出産や子供の進学のタイミングがいいでしょう。
なにかと物入りになる時期なのはお互い理解していることですので、親戚の方もきっとわかってくれますよ。
引越しや転勤などで環境が変わった時
環境の変化や住所変更を報告する際、併せてさりげなく伝えるのが自然でいいでしょう。
身内の不幸があった時
こちらも、報告を兼ねた連絡の際がさりげなく伝えるのに良い機会になります。
次に、どんな理由でやめることを伝えるか紹介します。
お中元とお歳暮は親戚へ使えるやめる理由
上記で紹介したタイミングに合わせて紹介します。
子供の成長に合わせて断る場合
出産して今後物入りになりますので…
うちの〇〇(子供の名前)も小学生になりなにかと物入りになりますので…
このような説明の後に、これからはお互いに気を遣わずお付き合いを続けていきたいと伝えましょう。
使える例文は後述しますね。
身内なので、素直に話せばわかってくれるはずです。
転勤や身内の不幸の報告と一緒に断る場合
儀礼的なことはやめて、これからはお互い気を遣うことなくお付き合いを続けていきたいと伝えましょう。
また、より親しい親戚であればお中元やお歳暮のお礼の電話をもらった際(またはかけた際)にはっきり言うことです。
「これからはもっと気兼ねなくお付き合いさせていただきたい」と相談するのです。
意外と相手も「お中元やお歳暮をやめたい」と思っているかもしれません。
もし、お歳暮だけにしたいと考えている場合は、やめたい旨を伝える際に「今後はお歳暮だけにしたい」とはっきり伝えましょう。
最後に、お手紙でお中元・お歳暮をやめたいと伝える場合の例文を紹介します。
お中元お歳暮のマナー違反にならない親戚への手紙例文
基本的に、上記で紹介してきたような電話で伝える方法で問題ありませんが、お手紙を送るとより丁寧になります。
今回はお中元を頂いた際のお礼状を兼ねて、お中元・お歳暮をお断りする場合の例文を紹介します。
暑さも厳しさを増してまいりましたが
○○様、ご家族の皆様にはお変わりありませんでしょうか。
私たちも家族全員、元気に過ごしております。
この度は結構なお品を頂き、誠にありがとうございました。
美味しく頂いております。
毎年このようなお心遣いを頂き、大変恐縮しております。
ご好意は大変ありがたく存じておりますが、今後はこのようなお気遣いをなさらないよう、お願い申し上げます。
今後も〇〇様とは、気兼ねのないお付き合いをしたいと思っておりますので、今後はお気持ちだけありがたく頂戴いたします。
炎暑の毎日ですが、夏負けなどなさらないようご自愛ください。
大切なのは、相手の気遣いへの感謝の気持ちをしっかりと書くこと。
これからも良い関係を続けていきたいと伝えることです。
まとめ
お中元・お歳暮をやめたい場合のタイミングや理由、伝え方を紹介しました。
たとえお中元やお歳暮をやりとりしなくなっても、親戚の方々と疎遠にならないようにすることが大切です。
定期的に近況報告を兼ねたお手紙を送り合ったり、電話をかけ合う関係でいられることが大切だと思います。
今後も素敵な関係を続けていきましょう。