引っ越しをする時の運搬荷物には、電化製品が数多くあると思います。
その中でも洗濯機だけが、運び出す前に本体内部の水抜きなどの準備が必要なのをご存知でしょうか?
縦型やドラム式に関係なく、洗濯機を運ぶ前にする準備の手順と、ホースや本体内部の水を抜く方法を簡単にご紹介します。
洗濯機の引越しに必要なボルトとは?
ドラム式の洗濯機は輸送するときは、必ず輸送用固定ボルトでドラムを固定しなければなりません。
ボルトで固定しないまま輸送すると、移動中の揺れによってドラムが洗濯機の内部に当たります。
ガンガンと音もうるさく、洗濯機自体が故障(壊れる)する可能性があります。
輸送時にはドラムを固定し、通常時では、逆にボルトを外すことを覚えておきましょう。
通常時に固定したまま洗濯すると、異常振動などを起こし故障の原因になってしまいます。
メーカーによって、固定ボルトが固定されたまま洗濯しようとしたときに「U▲▲」と表示が出る機種もあります。
エラー表示が出たときは、取り扱い説明書にエラー対応が書かれているので、参照にしてください。
取り扱い説明書が手元に無い場合、洗濯機メーカーのホームページで確認してみましょう。
また機種によって固定ボルトの形は違うこともあります。
洗濯機を購入した際には、付属品として固定するためのボルトやスパナなどがありますので、無くさないようにしましょう。
引越し時の洗濯機周りの掃除はどの程度しておけばよい?
よく言われるのが、引っ越しの時に洗濯機を動かしたときに、下にゴミが散らかってホコリがすごかったという話です。
洗濯機が重たいので、その下まで掃除が行き届いていないというのがほとんどです。
普段から定期的に掃除をしているのなら良いですが、なかなかそうはいかないのが洗濯機です。
掃除をしたことが無いとか、前に掃除をしてから随分日にちが過ぎている場合は、掃除をしましょう。
周りが綺麗でも洗濯機の下が汚れていると、引っ越しの当日に慌てることになります。
目につくゴミやホコリを掃除機で吸い込んで、軽く水拭きする程度の掃除はした方が良いですね。
引っ越し時の洗濯機排水ホースの水抜き方法は?
洗濯機は洗濯のときに排水しても、本体に若干の水が残っているので、この溜まっている水を抜き取らないといけません。
この水を抜く作業を水抜きと言います。
水抜きする手順は、機種により違うこともありますが、一般的な方法を紹介します。
洗濯機の排水ホースの水抜き手順
①洗濯槽に洗濯物などが残っていないかを確認し、空にします。
②水道の蛇口を閉め水が出るのを止め、洗濯機に入らないようにします。
③洗濯機の給水ホースの中の水を抜くため、電源を入れスタートボタンを押します。
④15~30秒程度で電源を切り、給水ホースを外します。水が零れたときのために、タオルを用意しておくと良いです。
⑤電源を入れ脱水ボタンを押し、一番短い時間で脱水します。
⑥排水口から排水ホースを外し、少し傾けてホース内の残っている水を抜いてください。
⑦蛇口の取り付け器具や取り外した部品などは、袋に入れ洗濯槽内に入れるか、ガムテープなどで本体に接着しておきます。
まとめ
洗濯機は、家具などと違って内部に水が溜まることがある電化製品です。
キチンと水抜きをしないと、思わぬところで水が零れたり、引越し屋さんなどが足を滑らしたりすることもあり危険です。
事前に運搬の準備をして、大事に運びましょう