旦那さんの転勤が決まった場合、引っ越しやさまざまな手続きがとても大変です。
しかし何より1番気がかりなのは、転校することで生じるお子さんへの影響ですよね。
お子さんのことを心配しているお母さんのために、転校で生じる可能性のある影響について解説します。
まず、子供が転校して友達がかわることについて見ていきましょう。
子供が転校して友達が変わる
転校したら、必然的にそれまで仲良くしていた友人と離れて新しい友達を作ることになりますね。
友達と離れることは悲しく、寂しいことです。
しかし今はSNSも発達していて、離れてしまっても簡単に声を聞けますし、テレビ電話をすることもできます。
お子さんが本当に仲良く、大切にしている友人とは今後もなんらかの関係を続けていくことが可能なのです。
さらに、友人が変わることにはメリットもあります。
・環境が変わっても友達や、友人をうまく作ることができるようになる
・1人の時間の過ごし方も覚える
友達が変わることは、辛い面もありますが視点を変えればいい面もたくさんあります。
転校したてはもちろん辛いこともたくさんありますが、それを乗り越えればお子さんの今後の人生に役立つ力が身につくはずです。
もしお子さんが落ち込んでいたら、こんなメリットを話してプラス思考で慰めてあげましょう。
では、お子さんが転校する際、どんな影響が生じるのでしょうか?
子供が転校したら影響することは?
転校にあたり考えられるお子さんへの影響は以下のものがあります。
いじめ
親としては最も心配な点ですよね。
転校先の学校の環境が合わず、いじめにあってしまう可能性があります。
もしもお子さんがいじめにあってしまったら、無理してその学校に通い続けることだけが正解ではありません。
別の学校にもう一度転校する等、たくさんの選択肢があることを忘れずにお子さんと接してください。
授業の進み方の違い
これはかなりの確率で遭遇する影響です。
都道府県によって学習方針は異なりますし、学力レベルも違ってきますよね。
少しでもこの影響を軽減するために、転校先の学校を決める際は学習方針やレベルも意識して選択しましょう。
方言に悩む
どこからどこへ転校するかにもよりますが、言葉のイントネーションはどうしても地域によって差が生まれますね。
お子さんによってはそれがコンプレックスになってしまう可能性があります。
両親が一緒に方言を習得するような努力をしたり、言葉が違うことは決して悪いことではないと明るくアドバイスしてあげましょう。
最後に、転校することはお子さんの性格にどう影響するのかを知っておきましょう。
転校したら性格に影響する?
転校は環境が大きく変わる転機ですので、少なからずお子さんに影響を与えます。
お子さんの元々の性格によってもかなり変わりますが、精神的な影響がいい方向・悪い方向の両方に作用する可能性があります。
いい面、悪い面をそれぞれ紹介します。
転校によるメリットとデメリット
メリット
社交的になる
人との出会いを人一倍経験します。
いろいろなお友達と出会い、仲良くなれたという経験はその後の自信につながるでしょう。
視野も広がりやすくなります。
順応性が高くなる
出来上がっている友達の輪に飛び込むのは、かなりの勇気がいることですよね。
転校をきっかけに、勇気を持つことを覚えます。
また、様子を見ながら少しずつ自分をアピールできるようなテクニックを身に付けることができます。
場所やコミュニティによってルールや雰囲気が異なることに早い段階で気づくことができます。
家族想いになる
転勤の際は、家族全員が新しい環境に馴染まなければならない運命共同体です。
住む場所や友人は変わってしまっても、家族が変わることはありませんので、自然と絆が強くなります。
自立心が強くなる
お子さんは転勤の際、引っ越しの準備や手続きなどでバタバタしている両親に甘えるのは悪いと感じることが多いです。
優しい証拠ですね。
その都度、できることは自分でやろう!という自立心が強まっていきます。
切り替えが早くなる
これは、転勤族は必然的に身につけなくてはならない性格かもしれません。
切り替える気持ちを持てるようになります。
デメリット
孤独感が強い
友達はできても、深い関係になる前にまた転校になってしまうような場合。
親友と呼べる友達ができずに過ごすこともあります。
それを虚しく感じ、一人で過ごすことになれてしまう傾向にあります。
孤独感を軽減するために、両親もお子さんの友人と家族ぐるみで仲良くする等の工夫をしてあげましょう。
執着心がなくなる
これは、様々な人や物との別れを経験した上での自己防衛です。
特に、熱心になってやっていたものを諦めなくてはならない場合の反動は大きいですよね。
どうしても、いつか終わりが来てしまうと思うクセがついてしまいます。
まとめ
転校に伴うお子さんへの影響について解説しました。
紹介した中には、絶対に避けることのできない影響もあります。
しかしこれは決して両親が悪いわけではありませんので、自分を責めないようにしてください。
もしお子さんが悩んでいたら、できるだけ明るくポジティブにアドバイスや話し合いをしましょう。
両親がいつも明るく、家族が仲良くいることはお子さんにとてもいい影響を与えるはずです。
家族みんなで乗り越えていきましょう。