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熱中症対策で塩分を大量に摂るのは間違い!その理由をズバリ教えます

保健・衛生

少しずつ暑くなってきていますね。

これから怖いのが熱中症!

命を落とす危険もありますので、しっかり対策しなくてはなりません。

熱中症対策に塩分は不可欠ですが、この塩分は多量に摂りすぎるのもよくありません。

その理由と適切な塩分摂取量について解説します。

まず、有効な塩分摂取量からみていきましょう!

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熱中症対策に有効な塩分摂取量とは?


熱中症対策のために有効な塩分量は、1リットルの水に対して1~2gです。

この量をはかる場合

・小さじ1杯が5㏄なので、小さじ半分よりも少ない量
・重さは1円玉2つ分
・ティースプーン1杯分

くらいが目安になります。

参考にしてくださいね。

自分で塩分量を測るのが大変な場合は最近よくCMで見る経口補水液がおすすめです。

私が看護師をしていた病院では、入院中の患者さんに、点滴の代わりに摂取してもらっていたくらいなので、しっかりとした効果が得られますよ。

経口補水液の作り方はこちら

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では、大量に塩分補給をするのはなぜよくないのでしょうか?

熱中症予防で塩分補給を多量にする間違い


食塩から得られるナトリウムは人間の身体に欠かせない栄養です。

しかし一度に大量に摂取してしまうと頭痛や嘔吐などの症状が出るほか、重症化すると意識障害やけいれん、くも膜下出血等を起こして命を落とす危険性すら出てきてしまいます。

“大量”とはどのくらいなのでしょう?

日本中毒情報センターのホームページによると体重1kgあたり最低0.5gの食塩で中毒症状が出るとしています。

これは、体重60㎏の人だと大匙2杯の量。

実際にこの量を一気に摂取するのは塩辛くて難しく、中毒症状が起こるのはかなり稀なケースです。

塩分を摂りすぎてしまうことで起こるより身近な問題は高血圧です。

実際、世界保健機関(WHO)が推奨している1日の塩分摂取量は5g未満(小さじ1杯未満)とかなり少なめになっています。

もともと高血圧の人は、塩分を摂りすぎないように気を付けなければなりませんよね。

実は必要な塩分量は、普通に食事していればしっかりと補えています。

熱中症対策で塩分を意識して摂取する必要があるのは「一気に大量の汗をかいたとき」です!

それ以外の汗をほとんどかかない、じんわり汗をかいている程度でしたらこまめに水分を摂る(30分毎にコップ半分の水を摂る)ように意識していれば十分ですよ。

最後に、なぜ熱中症対策に塩分が必要なのかの理由をしっておきましょう。


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熱中症予防に塩分が必要な理由を解説


大量に汗をかくと、体内の水分と一緒に塩分やミネラルも奪われてしまいます。

そこに水分のみを補うと、血液が薄まって血液中の塩分・ミネラルの濃度がさらに低下するためにけいれん等様々な熱中症症状が出現します。

ですので、適度な塩分を摂取することも重要と言われているというわけです。

まとめ

熱中症対策と塩分について解説しました。

熱中症対策に最も重要なのは水なのです!

大量に汗をかいた場合は、塩分も意識して摂取する必要があると覚えておきましょう。

こんかい解説した内容を参考にして、暑い季節から体をしっかりと守りましょう。

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