お中元やお歳暮をもらった時のお礼状を日頃お世話になっているビジネス相手に送るシーンがあります。
お中元のお礼状の例文や宛名の書き方について、ビジネス用の例文や宛名の書き方を解説します。
お中元やお歳暮のお礼状をビジネスで書く場合
お中元やお歳暮のお礼状は、ビジネスに限らずなるべく早く送るのが基本なので、届いてから遅くても3日以内には送りましょう。
お礼状を送るタイミングが遅れた場合は、お詫びの文を付け加えるのがマナーです。
お礼状の文章の流れは、一般的に次を参考にしてくださいね。
①頭語
拝啓・拝呈・謹啓など手紙の最初に書く言葉で、相手に対して敬意を示します。
拝啓-敬具というように、頭語と結語はセットです。
②時候の挨拶
季節を表す表現の文章で、頭語の次に続く日本の手紙の習慣です。
③お礼の言葉
お礼状の主たる文章で、お中元やお歳暮に対するお礼の言葉を丁重に書きます。
④健康を気遣う言葉
相手に対して健康を気遣う文章を書きます。
⑤結語
敬具・敬白・敬具など。頭語に対する結びの言葉になります。
お中元のお礼状の例文
お中元のお礼状の文例です。
お中元やお歳暮のお礼状はハガキでも構いません。
ビジネス例文1
①拝啓
②梅雨明けの暑さもひとしおでございます。貴社におかれましては、ますますのご繁栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご厚誼を賜り、深謝申し上げます。
③さてこのたびは、結構なお品をお贈りいただきまして、誠にありがとうございました。いつもながらのお心づかいをいただき感謝申し上げます。
④暑さもこれからが本番でございますので、貴社の益々のご発展と社員ご一同のご健勝をお祈り申し上げます。
⑤敬具
ビジネス例文2
①謹啓
②仲夏のみぎり、貴社ますますご清栄のことと心よりお慶び申し上げます。
平素はひとかたならぬご厚誼を賜りまして、厚くお礼申し上げます。
③さてこのたびは、お心尽くしのお品をご恵贈いただき、有り難く拝受させていただきました。
このような過分なお心づかいをいただき厚くお礼申し上げます。
今後とも何卒よろしくご交誼のほどお願い申し上げます。
④暑さ厳しい折、皆様のますますのご健勝と貴社のご繁栄を心よりお祈り申し上げます。
まずはとりあえず書中をもってお礼申し上げます。
⑤敬具
お礼状の宛名が会社の場合は社長宛か
お礼状の宛名を取引先の会社へ送る場合は、宛先は社長名にするのが一般的です。
そして自社の方も社長名です。
ただし、支店宛の場合は支店長名、部署宛は部署長名で送ります。
送る方はお礼状の結語の後に、送った日にちと代表者の名前を書きます。
令和元年〇月〇日吉日
〒〇〇〇 東京都〇〇区〇〇番地
株式会社〇〇〇〇
代表取締役 〇〇 〇〇
まとめ
お中元やお歳暮のお礼状をビジネス用に書く場合、テンプレート化しておけば数件のお礼状として何度でも使えますよ。
お中元のお礼状例文2パターンを参考にしてくださいね。
お礼状の宛名は社長や代表取締役宛てに送りましょう。
感謝の気持ちを伝えるのが目的なので、文章は定型だとしても出来るだけ早くお礼を伝えるのが大切ですよ。