異動と移動の使い分け!移動先に慣れるためのメールや挨拶の仕方
異動と移動は、音読みでは同じ「いどう」ですが、意味は違います。
その意味や使い分けを知らなければ、会話上では困らなくても、文章を書く時に間違うと社会人として恥ずかしいですよ。
特に人事異動ではどちらを使うかしっかり知っておきましょう。
また人事異動で勤務先が変わった場合、異動前後の挨拶メールをどうするか、一例をご紹介します。
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異動と移動の使い分けは
異動とは、
会社や組織の中の地位や役職、勤務先が変わることを言います。
異動には次のような昇進や転勤、職場間の人事異動があります。
・人事異動で、係長から課長に昇進した。
・大阪本社から京都支店へ異動になった。
・総務課から営業三課に異動になった。
移動とは、
物理的に物がある場所から他の場所に位置が変わることを言います。
移動は自分や物を動かすことで、主に次のようなことがあります。
・渡り鳥が北海道からシベリアへ移動した。
・会社の1階から3階まで荷物を移動してください。
・4時までに東京駅へタクシーで移動する。
人事的な概念が動いた場合は異動、地図上で物理的に動いた場合は移動と使い分けましょう。
人事異動で異動先が決まったらまずメールで慣れておこう
異動内示を受けた場合、異動先の上司に前もって電話や挨拶メールを送ると良いですよ。
異動先の会社の勤務日に直接挨拶しても支障はありません。
しかし、その前にメールなどで挨拶することで、気が利く人間と思われ印象は良くなります。
社内の異動先へのメールの一例をご紹介します。
・異動のご挨拶
・・・メールの件名です。
・お疲れ様です。▲▲支店▲▲課 ▲▲といいます
・・・挨拶と自己紹介の文です。
・この度、4月1日付けで▲▲本社▲▲課へ異動を命ぜられました
・・・異動になったことを告げます。
・経歴など
・・・どのような仕事をしてきたか、簡単に経歴を述べましょう。
・これからお世話になります。よろしくご指導ください
・・・頑張るという意味の言葉でも良いです。
・まずはメールにてご挨拶申し上げます
・・・締めくくりの丁寧な言葉で締めます。
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移動先からの挨拶メールの基本と注意点
例えば大阪から東京へ人事異動した時に、着任した直後に着任挨拶をメールで送るのも良いことです。
基本マナーの一つですね。
異動前の職場への着任挨拶メールの一例
・着任のご挨拶
・・・メールの件名です。
・▲▲支店 ▲▲様
・・・送る相手です。
・お疲れ様です。4月1日付けで無事▲▲本店に着任いたしました・・・着任報告です。
・支店在任中は、大変お世話になりましたことには、心より感謝申し上げます
・・・今までお世話になったお礼をしっかり述べます。
・現在の勤務状態など
・・・担当の仕事や状況を簡潔に知らせます。
・▲▲様におかれましては、くれぐれもご健康に留意ください
・・・健康を気遣う気持ちを伝えます。
・メールにて恐縮でございますが、取り急ぎ着任のご挨拶とお礼を申し上げます
・・・締めくくりの言葉です。
まとめ
ビジネスの基本は、挨拶から始まります。
人事異動で勤務先が変わった時には、新しい職場、前の職場にきちんと挨拶するのが社会人としてのマナーです。
直接挨拶するのが一番ですが、遠くの職場など難しい場合もあります。
そのような時は、メールで丁寧に挨拶することをおすすめします。
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