日常生活で車を使っていると、何らかの車のトラブルに見舞われることがありますよね。
トラブルで多いのはバッテリー上がりで、一般道路のトラブル全体の約3割を占めています。
ほとんどが、ライトやハザードランプ、ルームランプなどのつけっぱなしが原因で、普段から車を使わない場合もバッテリーが上がることがあります。
バッテリーが上がるのを防ぐ方法と早期発見する対処法、バッテリーが上がったあと、上がってしまったときの応急処置をご紹介します。
車のバッテリーが上がるとどんな症状?
車のバッテリーが上がらないように気を付けていても、バッテリーが上がる前の初期症状には、次のことがあります。
・クラクションの音が小さい。
・メーターなどのパネルや電装類が点灯しない、又は暗い。
・ルームランプが光らない、又は暗い。
・ヘッドライトが点灯しない、又は暗い。
車のバッテリーが上がるとエンジンがかからない?
車のバッテリーは、エンジンをかけた時にセルモーターを動かすことや、各電装機器に必要な電流を短時間で流すことです。
また、エンジンが動いているときにオルタネーターという発電機により発生した電気を充電することができます。
そしてエンジンが動いていると、発電や充電した電気によりヘッドライトやエアコン、オーディオ、電装機器を使います。
しかし、エンジンが止まっている状態では、発電機による発電が行われないのです。
そのため、バッテリー本体に充電されている電気によりヘッドライトやオーディオ、電装機器などを動かすことになります。
エンジンが止まったままだと、バッテリー本体の電気は放電して無くなり、いつの間にか空っぽになってしまいます。
その状態になると、電気系統の機器は一切動かなくなるので、エンジンもかからないことがバッテリーが上がったということになります。
車のバッテリーが上がるその対処法と応急処置
普段から、車のバッテリーが上がらないように気を付ける対処法は、主に次のものがあります。
・エンジンがかかっていない時に、エアコンや電装機器を使わない。
・バッテリーが古くなったら、新しい物と交換する。
・車を日常的に乗らない人は、少なくても5日以内に定期的にエンジンをかけ、できれば走行する。
5日以内にエンジンをかけるといっても、エンジンをかけて空ぶかしをするだけだとガソリンの無駄遣いにしかならないので注意してくださいね。
週に一度は、20キロくらいは走行しましょう。
車を走らせると、バッテリーは走行中に充電されるのでメンテナンスと思って小一時間走らせてあげるのが理想です。
車のバッテリーが上がった後の応急処置は、主に次のものがあります。
・他の車とブースターケーブルを繋ぎ、電気を一時的に分けてもらい、自分の車のエンジンを始動させる。
(相手か自分にブースターケーブルが必要です。ハイブリットカーではできません。)
・バッテリーを充電済みや新しい物と取り換える。
エンジンさえかかってしまえば、ガソリンがある限りエンジンはかかっています。
ただし、車を走らせないと充電はされないのでばってーりーが完全に上がってしまった場合は、小一時間でも車を走行すると良いでしょう。
まとめ
なんとか応急処置が成功してエンジンがかかるようになったら、しばらくエンジンをかけたままにしておきます。
そして車を走らせ、電気を充電してくださいね。
一度バッテリーが放電したら、専門家に見てもらい必要に応じて交換しましょう。