ここ最近では、クリスマスといえば「シュトーレン」を食べるという家庭も増えてきましたよね。
シュトーレンは洋酒につけたドライフルーツが入っているパンですが、クリスマスが近くなると売り出されていて「このパン、なんだろう?」と思ったことがある人もいるのでないでしょうか?
シュトーレンはパンというよりはケーキに近いのでは?とお思いの方もいるはず。
ここではシュトーレンのことを知らなかった方でも簡単にどのようなものなのかわかるよう、お教えしていきます!
クリスマスに食べるパンといえば
クリスマスが近くなるとカフェやパン屋さんに並ぶ白い粉砂糖がかかった一本のパン、見たことはありませんか?
そのパンの名前は「シュトーレン」と呼ばれているもので、パンの中に洋酒に漬け込んだドライフルーツが入っているのが特徴です。
この「シュトーレン」はとても日持ちするもので「クリスマスの4週間前からゆっくりと食べ始めて、クリスマスを迎える準備をする」という目的があって作られたパンなのです。
そのため、クリスマスが近くなる11月下旬あたりから店頭に並んでいるのですよ。
そういった意味では「期間限定のパン」ということで、クリスマスシーズンになると必ず買う!という方も多い人気のパンといえます。
シュトーレンはパンというよりパウンドケーキ?
シュトーレンの見た目はパンというよりパウンドケーキのような形をしていますよね。
シュトーレンがどのように作られているかというと、バターをたっぷり含んだ生地にクルミやナッツなどのドライフルーツを入れ、仕上げにバターを染み込ませ、粉砂糖で回りをコーティングして作ります。
ふわふわのパウンドケーキとは反対に、固めな食感なのでパンの中でも菓子パンの部類にはいるでしょう。
シュトーレンは丸々一本で販売しているところが多く、どのように食べればよいのか悩んでしまいますが、簡単です。
シュトーレンを横にして真ん中を切り、切った断面から薄く一枚ずつ切り落として食べるのが一般的です。
日持ちしますが乾燥を防ぐためにも、切り終えたら断面を貼り合わせるようにしてくっつけて、ラップをして保存しましょう。
シュトーレンのフィリングにマジパンがなぜ入っているのか
シュトーレンの中にはドライフルーツの他に「マジパン」と呼ばれるものが入っている場合があります。
この「マジパン」とは、砂糖、卵白、アーモンドを粉末状にしてローラーにかけてから砂糖のシロップを混ぜて作られたもの。
表面は固めのシュトーレンですが、中は洋酒につけたドライフルーツが生地に馴染み徐々にしっとりとしていきます。
また、マジパンを入れることでマジパンの水分が生地の馴染み、しっとり感が増します。
シュトーレンはドイツ発祥の菓子パンで、マジパンもドイツでは古くから知られていた材料です。
シュトーレンとは相性バッチリですよ!
まとめ
クリスマスの時期になると目に入る「シュトーレン」のことを、少しでもわかっていただけたでしょうか?
クリスマスシーズのみシュトーレンを楽しむことができるので、一度で良いから食べてみたいですよね。
今年の冬は、ゆっくりとシュトーレンを食べながらクリスマスを迎える準備をしてみましょう!