出産へ向けて、自宅から実家へと里帰りをして「里帰り出産」をする方もいますよね。
実家へ帰ると何かと安心できますが、里帰り出産をすることで住民票を移すか考えている人も多いです。
ここでは、里帰り出産時に住民票は移すのか、出生届を出す住所や児童手当申請までの流れなどをお教えします。
出産にまつわる役所関係の手続きはややこしい部分もありますが、しっかりと整理することですぐ行動することができるので確認しておきましょう。
里帰り出産の場合は住民票は移す?出生届を出す住所は?
里帰り出産の場合、住民票を移すという方も少なくありません。
理由としては「出産前後の里帰り期間が長期間になる」「上の子の預け先確保のため保育園の一時保育を利用したい」などの理由があげられます。
必ずしも住民票を移さなくてはいけないというわけではありませんが、移すことによって得られるメリットがあります。
例えば「健診費用が助成される場合がある」「予防接種を公費で受けられる場合がある」「上の子の保育園の利用がしやすい」などです。
住民票を移すことを決めたら、なるべく早めに行動することをお勧めします。
また、出生届は「生まれた場所」「本籍地」「届出人の所在地」のいずれかで提出することができます。
里帰り出産で住民票を移していた場合でも、近くの役所で提出できるということです。
出生届に記載される赤ちゃんの居住地は実際の住所(自宅)となります。
里帰り出産の場合の出生届から児童手当申請までの流れ
基本的に出生届を出したときに児童手当の申請を同じく行う人が多いです。
何度も役所に足を運ぶのも大変なので、一度に済ませた方が良いですよね。
そこで、気をつけたいのが「児童手当の申請は住んでいる市町村の窓口で行う」という点です。
先述したとおり、出生届は生まれた住所(里帰り先)の役所にて提出できますが、児童手当の申請は行うことができません。
そのため児童手当の申請を出生届と同時に考えている場合は、出生届も住んでいる住所(自宅)近くの役所へ行く方が効率的です。
それらを踏まえた上で出生届を提出し、児童手当申請までの流れを簡単にご説明します。
1.出産した病院から出生証明書と母子手帳を受け取る
2.自宅近くの役所にて記入済みの出生届を提出する
3.児童手当申請に必要な書類である以下のものを揃えて提出する
- 児童手当認定請求書
- 申請者の健康保険証の写し
- 申請者名義の振込先口座のわかるもの、
- 請者の印鑑、申請者とその配偶者の個人番号(マイナンバー)がわかるもの
- 本人確認書類(運転免許証等)
出生届は、子どもが生まれた日も含めて14日間以内に提出します。
児童手当は、子どもが生まれ児童手当の受給資格が生じた日の翌日から15日以内に、役所に申請する必要があります。
里帰り出産の時の出生届の提出先で引越しを伴う場
里帰り出産を終えたら、以前の住居から引っ越しを予定しているという方もいます。
子どもが生まれるタイミングで引っ越すことも多いですが、そういった場合でも手続きが欠かせません。
児童手当に関しては産後に引っ越す場合「旧居の自治体には児童手当受給事由消滅届」「新居の自治体に児童手当認定請求書」を提出する必要があります。
小さな子どもを抱えての手続きは大変なことも多いので、出産前にどのような流れで進めていくか確認しておきましょう。
まとめ
出産に関する役所関係の提出は思っているよりも大変です。
また、出産後ママは動けないためパパや両親にお願いすることが多いので、どういった流れで進めるのか伝えておかなくてはいけません。
私も娘を出産する前、必要な書類や役所の窓口など全て調べて一覧にたものを夫に託しました。
ややこしくて大変ですが、必ず行わなければいけない手続きなので準備しておいてくださいね。