デイサービスやショートステイなどがコロナ対策でキャンセルしているところも多いようです。
老人ホームや障害福祉施設でコロナ感染が拡大し、デイサービスなどの新規利用者を受け付けない施設や、デイサービス自体をキャンセルし、部外者の出入り制限も厳しくなっている施設も増えています。
しかしデイサービスがコロナ対策でキャンセルされたら、今まで通所していた高齢者や障害者のデイサービスの代替サービスはどうしてるのでしょうか。
デイサービスはコロナ対策でキャンセルされる?
デイサービスがコロナの影響でキャンセルされることはあるのでしょうか。
政府の緊急事態宣言を受け、コロナ専門家会議(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議)によって「感染が拡大している地域では、福祉施設でのデイサービスなどの一時利用を制限、または中止するなどの対応を検討すべきである(一部抜粋略)」という提言がされました。
またデイサービスは、三密に当てはまる場所になります。
①換気が悪い密閉空間
②多数が集まる密集場所
③間近で会話をする密接場面
デイサービスを受ける人は入所者よりも行動範囲が広く、人と接触することが多いのが特徴です。
そのため、利用者本人以外にも、職員や入所者に感染するリスクが高いと言われています。
ただし、実際にはコロナの影響でデイサービスをキャンセルする施設もありますが、テナント料や職員の給料などの費用がかかることから、感染予防を徹底して、通常通りの営業を行っている施設もあります。
また、デイサービスを受けたい、レクレーションをしたいという利用者や家族の要望も多いようです。
他の職種と同様で、それぞれの都合があるので、簡単にコロナの影響でキャンセルという訳にはいかないのですね。
デイサービスにコロナ対策で行けないときの代替サービスは?
デイサービスなどをコロナ対策をしてでも利用したい人もいれば、三密が心配なので行きたくないという人もいます。
また、デイサービスがキャンセルされている場合は、行きたくても行けないですよね。
施設によっては、次のようなデイサービスの代替サービスを行っています。
ただし、それぞれの代替サービスも問題がない訳ではありません。
- 家族への協力要請・・・家族の負担が大きいので、身体的、経済的な考慮が必要。
- 訪問介護への切替・・・慢性的に人員不足なことと、食事提供などの場合同じ時間帯に集中するので、さらに人員が必要。
- 短期入所・・・ショートスティ利用者が、入所できる施設の余裕がなければできません。
訪問介護であれば、訪問時に利用者の体調の確認や会話によるストレス解消などに有効ですが、訪問介護者自体が慢性的に人員不足なので、多くの利用者に対応するのは難しいでしょう。
こう考えると、医療現場でコロナと戦ってくれている医療従事者には本当に感謝ですが、介護現場でも3密になりながらも介護従事者も戦ってくれていることを感謝します。
コロナ感染拡大でデイサービスどうしてる?障害者や高齢者は?
コロナウイルス感染拡大防止対策としてデイサービスを行っている施設での主な取り組みには、次のものがあります。
施設において
職員に対して出勤時や出勤前に毎日の検温と状態観察・・・異常がある者は出勤停止や、担当を回避。
担当者も手洗いの徹底、マスク装着、消毒液による消毒・・・障害者や高齢者にも徹底。
自宅において
障害者や高齢者など利用者にも、自宅での毎朝の検温と施設利用前に職員による検温の確認
いずれも発熱が見られた場合は、体調の確認や発熱の経過などを主治医に相談し、サービスの方法を提案する。
簡単に言えば、当日の利用はもちろん、職員も出勤を自粛してもらうということですね。
まとめ
デイサービスがコロナの影響でキャンセルされた場合、デイサービスとしてコロナによる代替サービスをどうしてるかは、その福祉施設によります。
多くは、訪問介護などで対応はしていますが、どうしても、施設の規模や人員によるサービスの差は出てしまいますね。
コロナ対策もそうですが、今後の行政による介護担当者の増員や施設の設備などの充実など、障害者や高齢者が困らないような対策が必要です。
とはいえ、緊急事態宣言が発令されるほどのことがらですので今後の生活様式も変わってきそうですね。