引越しで家具や荷物を運ぶ時に、注意しなければならない物の一つが洗濯機です。
洗濯機は家電の中でも水を使う機械なので、運び方によっては本体に溜まっている水が漏れて、床が水浸しになることもあります。
その様な状態にならないためには、引越し前日か当日の引越し作業前には洗濯機の水抜きをしなければなりません。
引越し前にすべき、洗濯機の水抜きの方法をご紹介します。
洗濯機の引っ越し後の設置手順
業者は洗濯機置き場に洗濯機を置いてくれるので、その後は自分で設置します。
①電源プラグとアース線を取り付けます。
洗濯機置き場のコンセントには、ほとんどアース線を取り付ける部分が付いています。
②排水ホースを取り付けます。
本体と排水ホースがしっかり固定されているのを確認して、排水ホースを排水孔に差し込みます。
排水ホースが短い場合は、延長の長いホースに取り替えます。
排水孔からホースが抜けないように、ガムテープなどで固定しましょう。
③蛇口に給水ホースをがっちりつないで、外れなければオッケーです。
④試運転をしてみましょう。
周りに水漏れがないか確認して、漏れがなければ完了です。
洗濯機は引っ越しで水漏れすることがある
洗濯機は、本体に水を入れて洗濯したり脱水したりする機械です。
ですから、洗濯が終わり水を排水しても全部の水が抜けない状態で、本体に水が残っています。
この残っている水をそのままにして運搬すると、排水ホースや本体から水が漏れ床が水浸しになり兼ねません。
そうなると足が滑って怪我をしたり、家具をぶつけて破損したりする危険性があります。
洗濯機は引っ越し前の水抜きが肝心
一般の縦型式洗濯機の水抜き方法は、次のとおりです。
①洗濯機に入っている衣類などの洗濯物を取り出して、洗濯槽が空なのを確認します。
②水が出ないように蛇口を閉めたら、給水栓と本体をつなぐ給水ホースを外します。
③洗濯機の電源を入れて、脱水コースを選びスイッチを入れます。
約15~30秒したら電源を切ります。
ドラム式は、本体の下部にドレンという排水用のつまみがあり、そのつまみを緩めると水が流れ落ちるので、何かの容器で水を受け止めます。
④本体をゆっくり傾けて、内部に残った水も抜きます。
⑤排水孔から、排水ホースを取り外します。
排水ホースの先端をビニール袋で包んでおくと、より水が漏れません。
これで水抜き作業は完了です。簡単ですよね。
⑥洗濯槽についた水滴を、タオルなどで拭き取ります。
洗濯機の外した付属品などは、袋に入れて洗濯槽にまとめて入れておくと、無くさないですみます。
まとめ
引っ越しで洗濯機の水抜きを業者に依頼すると、別料金を請求されることがあります。
水抜きは業者に依頼するほど難しい作業ではないので、料金を払うより事前に自分で行った方が良いでしょう。