引っ越しといえば荷造りが大変というイメージですが、荷造りと同じくらい大変なのが役所での手続きや切り替えです。
特に子供がいる家庭だと医療費助成や予防接種など子供関連の手続きが必要になってくるので、始める前からため息が出てしまうかもしれせん。
少し面倒に思っても、手当などのお金が絡む手続きはきちんと切り替えをした方が予想外の出費を防ぐことができます。
役所での子供の引っ越しに伴う手続きについてお伝えします。
引越し手続き役所で子供がいるならやるべき事
子供がいる場合の引っ越しは、児童手当や乳幼児医療費助成制度の手続きなど大人だけの場合より手間がかかります。
慣れない内容だったり事前に取得しておく書類が必要だったりと、何かと時間がかかります。
準備不足だとせっかく役所にいっても再度出直しということもありますし、転居前の役所に書類を取りに行ったりしなければならない場合も出てきます。
事前の準備は抜かりなく!と心得ておきましょう。
児童手当については、転居前の役所で「所得課税証明書」を発行してもらい、転居先の役所で「児童手当認定請求書」を提出する必要があります。
市内引っ越しか市外引っ越しかで手順や必要書類が変わってきますので、詳しくは役所に確認した方がよいでしょう。
子供医療費助成を引越しで切替える為に必要な物は?
乳幼児医療費助成制度の切り替えに関しても、市内か市外で手続き方法が変わってきます。
市内での引っ越しの場合は、住所変更のみで大丈夫です。
市外への引っ越しの場合は、転居前の役所に「乳幼児医療費受給資格者証」を返還する必要があります。
この時、印鑑をもっていくのを忘れないようにしてください。
その後、転居先の役所で必要書類を提出することになります。
ここで注意したいのが、児童手当は国の制度なので全国どこでも基準は同じですが、乳幼児医療費助成制度の基準は市区町村によって異なるということです。
まずは転居先で医療費助成制度をいくら受けられるのかをきちんと確認した方がいいですね。
子供の予防接種券を引越し先でもらうには
引っ越しの手続きで忘れてはいけないのが、予防接種の無料券です。
予防接種は市区町村での管理になるので、市内での引っ越しならそのまま手持ちの無料券は使えます。
市外への引っ越す場合は、残念ながら手持ちの券を引き続き使うことはできないので、転居先の役所で新しいものを受け取る必要があります。
何度も役所へ行くのは時間のロスなので、児童手当、医療費助成制度と同時に手続きを行いましょう。
また、予防接種をどこまでおこなったのかを役所が確認する必要があるので母子手帳も忘れずにもっていきましょう。
予防接種の途中で引っ越しが決まった場合、途中で病院を変えてもいいのか?
予防接種が完了するまで慣れた病院に通えないのか?と不安に思うかもしれません。
結論は、予防接種が途中でもかかる病院を変えなければいけません。
住民票がある市区町村に所在している病院にかかる必要があります。
引っ越したあとも前の病院で予防接種を受けてしまうと全額負担になってしまいます。
予防接種で通っていた病院へキャンセルの電話をし、転居後の役所で新しい無料券を受け取ればあとは新しい病院に予約をするだけです。
まとめ
児童手当、医療費助成制度、予防接種などの手続きは、同一市区町村での引っ越しなのか市外なのかで変わってくること。
必要書類などの詳細は事前に役所へ確認するということを覚えておいてくださいね。
引っ越しの際の手続きが一度で済むように、大人、子供、その他など分類を分けてリストを作り、事前にまとめておくといい分かりやすいでしょう。
引っ越しにともなう手続きの切り替えは面倒に思うかもしれません。
しかし、その後の生活をスムーズにするためにも事前確認と手続きは漏れがないようにきちんと行いましょう!