カメムシは、カメムシ亜目に属する昆虫のうち、カメムシ科などの陸生昆虫の総称です。
夏になるとどこからともなく発生し、ヘコキ虫やクサムシ、ヘッピリなどと呼ばれて、皆に嫌われている臭い害虫です。
窓を閉めていても入り込んで飛び回り、照明などにコツコツぶつかるのを見ると嫌な気分になりますね。
そんなカメムシの自宅での対策方法をご紹介します。
カメムシ対策は玄関まわりではどうすればいい?
自宅へ出入りしているときに、玄関にカメムシがいた!
まるで家に入ろうとして隙間を狙っているように見えますね。
玄関まわりのカメムシ対策
・玄関の照明を消す
・・・カメムシは昆虫なので、強い光に引き付けられて集まってくるので、必要以上の明かりは消しておく。
・玄関にたかっているカメムシは、殺虫剤で駆除
・・・駆除には殺虫剤が有効です。叩いて落としたりすると、カメムシは臭い臭いを出すので、大変なことになります。
壁に塗るタイプやスプレータイプ、害虫を凍結させるタイプの殺虫剤があります。
落ちても仮死状態の時もあるので、出来ればゴミ袋などに入れて捨てた方が良いですね。
カメムシ対策にハッカ油は効くの?
カメムシは周囲に悪臭を伴う分泌液を飛散させます。
悪臭の成分にはヘキサナール、トランス‐2-ヘキセナールなどが含まれ、外部から刺激を受けると防御のため分泌すると言われています。
たくさんカメムシがいる中で、一匹が臭いを出すと他のカメムシが一斉に逃げ出すというのが面白いですね。
そのカメムシが出す臭いと、似ている成分があると言われているのが、ハッカ油です。
またカメムシ以外の蚊、ハチ、ゴキブリなども、この臭いを嫌うようです。
ただし、持続力があまりないのと、カメムシの中には平気で活動する強者もいます。
使わない部屋よりも使った部屋の方が、カメムシの出現がかなり減るというところでしょうか。
ハッカ油は100均でも購入できるので、試してみるのもおすすめします。
カメムシ対策:ハッカ油15滴~20滴、無水エタノール10ml、精製水90ml
ハッカ自体の匂いを嫌う人もいるので、使用するときは隣近所の迷惑にならない量で使用しましょう。
カメムシが大量発生した場合の対策は?
カメムシは気温が10℃以下になってくると、暖かい場所を求めて家の中へ入ろうとして壁などに大量発生する場合があります。
また、春先にも越冬から目覚めたカメムシが活動を始めます。
・部屋の中で大量発生
くん煙剤(煙で虫を駆除:バルサンなどが有名)を使用する。
部屋の中のカメムシを一度で駆除できますが、持続性は1日程度で空気を換気すると効果はなくなります。
屋外のカメムシには効果はありません。
・壁に大量発生
発生した面積が狭ければ、スプレー殺虫剤や凍殺ジェットなどで駆除します。
面積が広い場合は、水で薄めて噴霧器などで散布する殺虫剤(乳剤)を使用します。
水で20倍希釈のものがありますが、風がなく周辺に人がいない時に散布します。
養魚池や井戸、地下水などを汚染する恐れがある場所では使用できません。
まとめ
カメムシは悪臭を放つので、直接駆除するのが難しい虫です。
殺虫剤などで駆除する方法が有効ですが、大量に使用するときは周辺に迷惑がかからないよう、十分注意しましょう。