日本の花粉症は約50種あると言われ、一般に最も多いのは杉の花粉が原因のスギ花粉症です。
他にもシラカンバ、ハンノキ、ケヤキ、コナラなどの花粉が原因の花粉症が知られていますね。
その花粉が多く飛ぶ時間帯や、飛ぶ条件をご紹介します。
花粉症に悩まされている人は、なるべくその時間帯を避けて行動しましょう。
花粉は夜も飛ぶ?
花粉は夜間や雨の日は安心という話がありますが、実際はどうでしょうか?
結果として、夜間に花粉が飛ばないというのは間違いで、夜間に花粉が飛ぶこともあります。
また日中地上に落下した花粉が、風などで吹き上げられ、再度飛散することも多いと言われています。
また日中に日干ししていた洗濯物を、夕方から夜にかけて仕舞う時も注意してください。
日中に衣類についた花粉を室内に持ち込むこともあるので、夜だからと安心できませんよ。
花粉が飛ぶ量はどの時間帯が多い?
花粉が飛ぶ量が多い時間帯は、昼過ぎと日没後と言われています。
山間部では朝から午前中にかけて花粉が飛びかいますが、山間部で飛散した花粉が街中に着くには、ある程度の時間がかかり、大体昼過ぎになるからです。
また、日没後に花粉が飛ぶのは、昼過ぎに舞い上がった花粉が、日没後に落ちてくることが理由と言われています。
時間にすると12時頃~15時頃、17時頃~20時頃になるので、会社員などの人は帰宅時間とラップすることがあります。
夕方から夜にかけては要注意なので、花粉症対策用のマスクなどで、しっかりガードして通勤しましょう。
花粉が飛ぶ量が多くなる条件は?
花粉の飛ぶ量が多くなる条件は、次のとおりです。
・湿度が低く乾燥している・・・湿度が高い日は、花粉が湿気ってしまうと遠くまで飛ばすことができず、雨の日も花粉が濡れるので同じように飛ばしません。
その分、湿度が低く乾燥している日に一斉に花粉を飛ばすようになっているようです。
・気温が高い・・・気温が高く天気の良い日などは、樹木は繁殖しようとして花粉を飛ばすのが活発化します。
・風の強い日・・・風が強いと花粉を遠くまで飛ばすことができるので、花粉量は多くなります。
・雨上がりの翌日・・・雨で花粉を飛ばすことができなかった分、天気が良くなると活発に飛ばそうとします。
これらの条件を考えると、重い花粉症の人は花粉の比較的少ない朝方や、雨の日に行動すると良いと思います。
まとめ
花粉症は、重くなると勉強や仕事に集中できず、つらい症状が続くので、医療機関で適正な治療を受けることをおすすめします。
また、花粉が飛ぶ条件などを知り、なるべく花粉を避けるように行動しましょう。