近年、共働き世帯が増えているとニュースなどでよく耳にしますよね。
年々共働きの割合は右肩上がりの状況です。
そこで気になるのは…
夫婦共働きで子供がいる家庭の場合、毎月いくらくらいの貯金をするのが普通なのだろう?
貯金はしているけど本当にこれで大丈夫なのかな?と思っていませんか?
そこで、今回は共働きの貯金額の目安と平均、40代の貯蓄方法のおすすめを紹介しますね。
共働きの月の貯金額の目安は?
共働きが増えているといわれますが、みなさんはその割合をご存知ですか?
2000年、総務省統計局の「労働力調査(基本集計)」によると夫が雇用者(会社に雇われて賃金を得ている者)であるのは1,960万世帯。
そのうち妻が就業者(収入をともなう仕事をした者)であるのは1,020万世帯で共働きの割合は52%でした。
しかし、2016年には夫が雇用者であるのは1,890万世帯。
そのうち妻が就業者であるのは1,150万世帯で共働きの割合は61%まで上昇しています。
(一般的に共働き世帯とは、夫が会社勤めをしていて、妻がフルタイムもしくはパートタイムで働いている世帯のことです)
それでは、気になる収入ですが、全国消費実態調査では夫婦共働き世帯の平均月収は49万2,000円となっています。
この中から税金や社会保険料などを差し引くと手取り額は43万9,000円です。
夫婦ふたり暮らしで共働きの場合はお給料の30%から40%を貯金に回しましょう。
また夫婦二人+子供一人の場合は生活費や教育費などにお金がかかってしまうことから15%から20%貯金に回すのが理想です。
共働きの貯金額40代の平均
40代になってくると、収入も増えてはきますが子供の進学費や自分達の老後の貯蓄なども考え始めるころではないでしょうか?
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によると2017年の調査結果では、世帯主が40代で二人以上世帯の貯金額平均値は1014万円、中央値は650万円です。
この平均値というのは、貯金額の高い人から低い人までの平均ですので上から下までが極端です。
それぞれの人の貯金額を低い方から高い方に並べ、その真ん中にくる値を表した「中央値」の方が実情に近い数字といえます。
共働きの効率的な貯金方法を紹介
たとえば、毎月10万円の貯金を目標として夫婦のうち1人だけが頑張っても、もう1人がムダ遣いをしていては、貯金もできないしお互いギクシャクしてしまいます。
毎月の貯金をお互いに協力できるよう生活費や子供の教育費、車のローンや自分たちの老後のお金、住宅ローンなどの現状と貯金状況を話し合ってみましょう。
また、毎月の貯金額に加えてボーナスがあればボーナス時の貯金額をきめておきましょう。
生活費や支払い等の通帳とは別の貯金用通帳(財形貯蓄や自動積立定期)を作りその口座に決めた金額を自動的に貯蓄できるようにしましょう。
貯金ではありませんが、ふるさと納税などの制度を上手く利用するのも良いですね。
ふるさと納税をすると、実質2,000円(控除上限額は収入や家族構成によって異なります)で各自治体のお礼の品を受け取ることができます。
まとめ
一言で、貯金といっても家族構成や生活スタイルなどが各家庭で違いますのでご家庭のペースで地道に貯金を続けていきましょう。
貯金の目標額を決めておくと励みになり、楽しみながら貯金できますので頑張ってみてくださいね。