中学生になると、試験の回数がぐんと増え、いろいろな問題に直面する機会が多くなります。
どの教科にも文章問題が設けられているので、単に国語だけ対策をしておけばいいわけではなくなってきました。
学生の悩みである読解力、社会人になっても読解力があれば色々と役立ちます。
読解力は接続詞を攻略することともいえます、その読解力をあげる方法やコツについて紹介します!
中学生が読解力を上げるには?
よく、読解力を上げるために「本を読め!」と言われたことはありませんでしたか?
幼い頃通っていた公文や学校でも本を必ず借りる期間が設けられていたのを覚えています。
しかし、ただ本を読むだけで内容が頭に入っていなければ、読解力がついているとは言えないのです。
読解力とは『その本(文章)は何を言いたかったのか』ということを読み取る力のことです。
教科書や本、新聞などの文章は、複雑で長いものが多くなっています。
特に日本語は、英語と違って主語と述語の間にいろんな情報が入っているので、理解するのに時間がかかってしまいますよね。
つまり、読解力のポイントは、その文の主語と述語を読み取ることなんです。
まずは文章をシンプルに解体して、メインの構造をつかむことから始めてみましょう。
肉付け部分を削ぎ落として簡潔な骨組みにするだけで、すんなり内容が頭に入ってくるかもしれませんよ。
国語の読解力を上げる方法のおすすめ
国語力を高めるためにどんな勉強法をしたらいいのか悩んだことはありませんか?
学校の試験対策はばっちりでも学力テストでは成績が伸びない・・・ということもありますよね。
国語力を上げるためにオススメの方法は、『要約練習』や『書き写し』です。
要約問題では、その文章の大事なところを抜粋して、限られた文字数でまとめるものです。
この練習を重ねることで、いらないものと必要な物を区別し、その文章でもっとも伝えたいことを読み取る力が備わります。
書き写しでは、新聞のコラムを書き写しする方が多いでしょう。
新聞には、難しい言葉が使われているので辞書で調べたりすることで語彙力がつきます。
また、時事問題を扱うコラムが多いので、社会的なことを知るいい機会にもなります。
週2回程度、おこなうだけでもとてもいい勉強になるはずです。
読解力向上には接続詞を理解しよう
よく、国語のテスト対策で接続詞が出てきたら四角で囲ったり、印をつけたりした覚えはありませんか?
実は、文章を読み進めていく上で、接続詞に注目することは読解力をあげるための大切な方法の一つなんです。
いくつか接続詞の例を紹介しましょう。
「しかし・ところが・だが」
逆接の接続詞で、これらに続く文には筆者の伝えたいことや主張が書かれます。
前の文章より接続詞の後の文章が重要な内容となります。
「つまり・要するに・すなわち」
要約や説明の接続詞で、言い換えるときや前の文章の内容をまとめるときに使われます。
ひとかたまりの文章や段落のまとめになり、筆者が「つまり言いたいことはこういうことなんです」と伝えてくれる役割を果たしています。
「なぜなら・というのも」
理由の接続詞で、前の文章の内容について理由をつけて説明するときに使われます。
「例えば」
例示の接続詞で、具体例を出しながら説明するときに使われます。
これらの接続詞には、文の流れを読み解くためのヒントとなることが多いので、ぜひ注目してみましょう!
まとめ
いかがでしたか?
読解力をあげることは、国語の成績をあげるためだけではありません。
大学入試や就職活動など今後さまざまな場面で役に立つことが期待できます。
ぜひ、こういった方法を試して読解力をあげる参考にしてみてください!