京都には「弘法市」と呼ばれる骨董市があるのはご存知ですか?
毎月21日に東寺で開催される「弘法市」と、毎月25日に北野天満宮で開催される「天神市」の2つがとても有名です。
京都の人からは「弘法さん」「天神さん」と親しまれています。
“骨董市”と聞くと、食器や家具をイメージしますが、着物もたくさん販売されています!
弘法市は東寺の境内で行われるので、雨が降ったらどうなるのでしょう。
雨天開催や賑わいを事前にチェックしておきましょう!
東寺の骨董市は21日がにぎわう?
東寺では毎月21日に骨董市が開催されています。
五重塔で有名な東寺は弘法大師空海のお寺です。
空海が3月21日に入滅(肉体の消滅)したのをきっかけに、毎月21日に御影堂で御供養をしていました。
年に1回の御供養でしたが、1239年以降は毎月行われるようになり、それが「弘法市」となりました。
とても歴史が古い骨董市なのがわかりますね。
そんな弘法市では、毎月大変な賑わいを見せます。
広い境内にずらりとお店が並び、地元の人から観光客まで大勢の人が訪れます。
早朝5時~夕方4時までが開催時間とされています。
早朝からすべてのお店が開いているわけではなく、9時~10時頃を目安に徐々にお店が開くので、その頃行くのがおすすめです。
特に12月21日は「終い弘法」と呼ばれ、1000件以上のお店が出店し、正月用品も多く並びます。
全国から人がやってくるので、1年で一番賑わう弘法市だと言われています。
東寺の骨董市では着物をたくさん売ってる?
東寺の骨董市では、京都らしく着物がたくさん売られています。
高価なものもありますが、反物やはぎれなど、お買い得なものが目立ちます。
外国人観光客向けに「KIMONO」と書かれて、簡単に着られそうな着物や羽織も多く出品されています。
気軽に着物を着てみたい方から、普段着物を着られている方まで、多くのお客様が購入されていました。
また、弘法市のもう一つの魅力が「店員さんとの会話」です。
露店なので敷居が低く感じられ、店員さんと気軽に会話ができます。
どんな着物がいいか、はぎれはどのように活用するのか、など色々と相談してみてくださいね!
東寺の骨董市は雨でもやってる?
弘法市は、東寺の境内に露店がずらりと並ぶため、屋外での開催です。
そうなると気になるのが雨天・・・。
でも、東寺の骨董市は「雨天決行」です!
雨に濡れては困るものを扱うお店は、閉店されていることもありますが、基本的には雨天でも開催されます。
雨天の方が少し店数は減ってしまいますが、観光客も少なくなります。
なので、実はおすすめだったりもします!
傘をさすと動きづらいので、レインコートを着て行かれると良いでしょう。
風邪を引かないように気を付けてくださいね。
まとめ
毎月21日に開催される弘法市は、とても賑わっています!
初めて行ったときは驚きましたが、活気があり元気がもらえます。
店数も多く、骨董や着物、食べ物などバラエティ豊富な出店なので飽きることなく楽しめます。
雨天でも開催されるので、観光の予定にも組み込みやすいですよね。
普通の日はもちろん、雨天時も、終い弘法も、色々な弘法市に行かれてみてください。