ピンクの花が可愛い桜の盆栽を購入し、これから初めての冬を迎えます。
寒い北海道での越冬ですが、春には花が咲くのを見たいし、その後も毎年継続して花を咲かせたい。
そのような北海道で桜の盆栽のお手入れ方法についてご紹介します。
桜の盆栽北海道での越冬
基本的に北海道でも自然に咲く桜はあるので、冬の間室内に入れるとか過保護にする必要はありません。
あまり暖かいと開花しないとか、開花しても時期がずれて開花する可能性もあります。
北海道での越冬の方法として、次の方法があります。
①室外で越冬させるため、底に水抜き用に穴の開けた発泡スチロールを用意します。
②発泡スチロールに鉢の底が直接触れないように、木のクズや木っ端を引き土台にして、その上に盆栽を載せます。
時期は11月下旬から12月上旬頃ですね。
③盆栽を冬眠させるため蓋をして暗くし、蓋が飛ばないように重しを載せます。
④外気温が氷点下になる頃に、発泡スチロールの中に雪を入れます。
⑤発泡スチロールの中に入れている間は、雪以外に水を遣らないで春までそのままにします。
雪を入れない場合は、1週間に2回程度遣ります。
⑥3月中旬以降、蓋をはずし外気や陽射しを当てます。
桜の盆栽毎年花を咲かせるには
開花の時期に、ピンクの花が一斉に咲く姿は美しく、毎年継続して花を咲かしたいですよね。
そのためには、1年間の管理を適切に行うことが必要です。
本州の雪の降らない地区と雪が降り寒い北海道では、管理の仕方が異なります。
越冬するときは、発泡スチロールの代わりに収納ボックスを利用しても良いです。
その場合、日中に蓋を開けて換気する必要があります。
越冬した桜盆栽は、3月頃までは蕾の状態で、4月上旬頃開花します。
花の時期が終わった後に実がつくことがありますが、その実は摘み取ることで、来年の開花を促すことができます。
桜の盆栽お手入れ方法
一般的な桜の盆栽のお手入れ方法は、次のとおりです。
盆栽の置き場所
基本的に室外に起きます。
日当たりや風通りの良い場所に置きます。
日差しが強い時には、半日陰でも良いでしょう。
冬は風、雪、霜の当たらない陽だまりがあれば、そこに置きます。
北海道の場合、冬の間は発泡スチロールの中に入れてしまいます。
水遣り
鉢の底から水が出るくらいたっぷり与えます。
春・秋は1日1回、夏は乾燥状態を見て1日2回(朝晩)程度、冬は1週間に2回程度です。
剪定
2月~3月に剪定を行い、枝を切った切り口には癒合剤を塗り、消毒します。
開花
4月頃開花するので、花の後は花がらを取り除き、実がついた場合は摘み取ります。
肥料
4月~10月に月1回程度、有機性の固形肥料を置くようにします。
害虫
特にアブラムシの予防に気を付けるため、4月~10月にかけて3~4回散布をします。
針金
盆栽の形を、自分のお好みの形に育て上るため、針金をかけて枝を曲げます、
まとめ
盆栽はあまり過保護にしないで、キチンと管理することで毎年開花するように育ちます。
自宅で育てた桜盆栽の開花を、毎年見ることができるのは格別ですよ。