妊娠中期に入ると、少しずつ体調が安定し、お腹が出始めてきます。
マタニティ生活にも慣れ、赤ちゃんが自分のお腹にいることを実感できてくるいい時期です。
しかし、同時に腹痛等のマイナートラブルも生じやすくなります。
腹痛に悩まされず幸せな時間を過ごすために、妊娠中期に起こりやすい腹痛の原因や対策、下痢も伴う際はどうすればいいのかについて紹介していきます。
妊娠中期の腹痛が食後に起こる原因
妊娠中の腹痛は、まずお腹のどの部分が痛いのかに注目しましょう。
食後に起こる腹痛の場合は胃のあたりの痛みである可能性が高いです。
・大きくなったお腹に胃が圧迫され、胃酸が逆流する
この2つのどちらかにより食道や胃の粘膜を荒らしてしまうと、逆流性食道炎になってしまい、胃痛や胸やけを起こすことがあります。
妊娠中期の腹痛と下痢を伴うときは?
妊娠中期に下痢になる原因で考えられるのは
・食べすぎ
・身体が冷えてしまっている
この3つです。
下痢がお腹の赤ちゃんに直接影響することは少ないですが、ひどい腹痛を伴う明らかな水下痢の場合、嘔吐を伴う下痢の場合は感染症である可能性があります。
又、不正出血やお腹の張りを感じる場合は切迫早産や切迫流産の可能性があります。
以上のような気を付けた方がいい症状が伴う下痢の場合はすぐに病院受診をしましょう。
妊娠中期に多い腹痛とその原因と対策
妊娠中期に多い腹痛は、上記で上げた胃痛や下痢の他にもあります。
子宮が大きくなる際、子宮を支える靭帯が引っ張られ、お腹の張りや痛みを感じる場合があります。
これは、鈍い痛みであれば問題ありません。
妊婦の腹痛対策
・少しずつを数回に分けて食べる:
妊娠中は胃酸過多になりがちなので、一度にたくさん食べることが胃粘膜の刺激となってしまうことがあります。
・消化のよいものを食べる:
胃腸への負担を減らしましょう。
・食後はすぐに横にならない:
胃酸の逆流を防ぎます。
・刺激物を食べない:
刺激物は胃酸の分泌を促進してしまいます。
・ストレスをためない:
胃腸はストレスの影響を受けやすいと言われています。
・身体を冷やさない:
冷えは腹痛の大敵です。
以上のことに注意して腹痛を予防・軽減しましょう。
まとめ
妊娠中の腹痛は起こりやすいものですが、異常な腹痛や不正出血・お腹の張り等、いつもと違うなぁ…
と感じるような症状があれば、悩まず出来るだけ早く病院を受診しましょう。
もしかしたらその腹痛は、赤ちゃんからのSOSの可能性もありえます。
妊娠中期に起こりやすい腹痛の原因を知ることでしっかり対策し、短いマタニティライフを安心して過ごし、穏やかで幸せな時間にしましょう。