競技かるたは年間60回も全国大会が行われ、学校の部活動等を含めたかるた人口は、約100万人というのには驚きますね。
マンガや映画の「ちはやふる」ブームで、競技かるたに注目が集まって、さらに競技人口も増えているようです。
その競技かるたを、始めようと思っている初心者の方に、練習方法、上達のコツ!ルールを解説いたします。
競技かるたで高校生初心者がまず行うこと
初心者が競技かるたを始めるには、学校の部活動か地域のかるた会に入会するのが第一歩ですね。
まずは学校にかるた部があるなら入部しましょう。
地域のかるた会ならばこちらで、各地区支部の情報が確認できます。
競技かるたを初心者が始めるときに、まず行うことは、百人一首の札を覚えることです。
競技かるたは、上の句を読んでもらい、対応する下の句の札を取り合うので、百首を覚えなければ競技になりません。
ただし、文字を一字一句確実に覚えるには時間がかかり、なかなか大変ですよね。
そんなときは、文字ばかり読まずに、絵や風景、模様のようにイメージで認識する方法が良いと言われています。
競技かるた初心者の上達する練習方法
初心者が上達する練習方法は、決まり字を覚えることが必勝法の定番です。
上の句を数文字聞くだけで、対応する下の句を特定する文字のことです。
六字決まりまでありますが、最初は一字決まりから覚えましょう。
例として「ほととぎす鳴きつる方をながむれば・ただ有明の月ぞ残れる」の句であれば、「ほ」で始まる歌は一首だけで、すぐに「ほととぎす…」の句と特定できます。
そして「ほ」で始まる句の下の句は、「ただ有明・・・」で始まる「た」の札となります。
このように始めの一文字だけで、特定できる札は「む、す、め、ふ、さ、ほ、せ」の七枚あります。
同じように、始めの一から六文字で、特定できる決まり字をしっかりと覚えましょう。
競技かるた初心者向けのルール解説!個人戦と団体戦
小倉百人一首を使用し、ルールは次のとおりです。
競技かるたのルール
・100枚のうち50枚を任意に選び、お互いに持ち札は25枚ずつとします。
・百人一首の上の句を読み手が読み(対戦者以外)、対応する下の句の札を取り合います。
・お手付きすると、対戦相手は自陣の任意の札を相手の陣に送ることができます。
・自陣の札が無くなった時点で勝ちとなります。
競技かるたの流れについて
①礼
席についたら対戦相手と「よろしくお願いします」と礼をします。
②札の分配
箱から100枚の札を出し、裏返しのまま混ぜて、お互いに無作為に25枚の札を選ぶ。
余った50枚の札は使いません。
大会では予め50枚の札が、準備されているのが多いようです。
③札を並べる
持ち札を競技範囲(競技線)にお互いに三列(三段)に並べる。
競技線は、横87cmで自陣の三列の間は1cmあけて、相手の陣との間は3cmとなります。
④暗記をする
並び終えたら15分の暗記時間があるので、自陣や相手の陣の札の位置や何が並んでいるかなどを覚えます。
⑤試合開始
競技者は、左右いずれかの手を、札をとる手として定め、札をとる時は先に触って、競技線の外に出さなければなりません。
⑥勝敗
勝敗は、どちらかの札数が無くなった者が勝者です。
⑦礼
対戦者と審判、読み手に礼をします。
個人戦は1対1で勝敗が決まります。
団体戦は3人団体戦の場合は個人戦が3組、5人団体戦であれば個人戦が5組で、過半数の競技者が勝った方のチームが勝ちとなります。
まとめ
競技かるたも「畳の上の格闘技」と言われ、全国各地で大会が行われ、札を取り合う迫力も凄いですよね。
誰でも最初は初心者です。
しっかり練習して上達を目指しましょう。