小倉百人一首を用いた競技かるた大会は全国各地で行われます。
最高峰の名人、クイーン位の決勝戦はNHKで毎年放送されているほどの人気があります。
全国の高校でも、かるた部がある高校が増え、各地で競技大会が開かれています。
その競技かるた大会の見学や日程、申し込み方法とマナーをご紹介します。
競技かるた大会は一般人が見学できる?
競技かるた大会は、野球やサッカーなどのスポーツのように、一般人が気軽に楽しめるものではないようです。
体育館で行っているような大会など会場によっては、見学している場所から選手までの距離が遠いので、試合の状況がわかりにくいと思います。
でも子供が選手として出場するときくらいは、大会に行って応援したいものですよね。
競技かるた大会にも、全日本かるた協会公認の大会や後援大会、それ以外の大会があります。
ほとんどの大会で見学は可能だと思いますが、会場の大きさによって見学が制限されることがあります。
そのため、大会主催者に一般の見学が可能かどうか確認することをおすすめします。
競技かるた大会の日程と会場へのアクセス
全日本かるた協会が公認の競技かるた大会の日程は、公式ホームページで確認できます。
また、高校の競技かるた大会で有名な「全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会」は、各都道府県で予選が繰り広げられます。
「全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会」で勝ちあがった高校が毎年7月末に、近江勧学館を始め大津市各会場で行われます。
近江勧学館
住所:滋賀県大津市神宮町1番1号近江神宮内
アクセス:京都駅から湖西線乗り換えJR大津京駅下車、徒歩11分
競技かるた大会見学の申し込み方法と観戦マナー
競技かるた大会で見学が可能な大会は、特に申し込みをしなくても良いようです。
しかし、競技かるたの日本一を決める「名人戦・クイーン戦」は、事前に往復はがきで申し込みが必要です。
何回戦の試合が見たいのか、どちらの見学場所(公開解説室か競技会場)で見たいか、人数、氏名、住所などを記載して12月20日までに、会場の近江勧学館に申し込まなければなりません。
主な観戦マナーは、次のとおりです。
・試合中に声を出して応援をすることや、助言をしない。
・試合中に静かにしなければならない時に、おしゃべり、足音、鼻をかむなどをしない。
スマホの音を出す、カメラのシャッター音、拍手、鼻をすする、くしゃみ、咳、紙をめくる音など雑音を立てない。
・試合中に写真撮影(フラッシュ厳禁)はしない。大会によっては全面禁止の大会もあります。
試合が始まって、音を立てても良いタイミングは、次のとおりです。
・審判や選手が手を挙げているときは、音をたてても良い。
・心の中でゆっくり三つ数えても、読手が歌を詠み始めない時は、音を立てても良い。
これら以外の時は、静かにして動かないようにします。
音を立てても良いときも大きな音は控えましょう。
まとめ
競技かるたにとって音は重要な要素であり、読手の言葉を集中して聞き分け、相手よりも先に札をとることが目的です。
選手を応援したいのなら、静かに動かず音を立てないことが応援になります。